さしずめ、花火大会(Or ガチアルマゲドン)の様相。毎分100落雷(×20分) 位の大放電祭り。今迄もこれからもこんなに激しい落雷祭りに出逢うことはないでしょう。今年初めの大雪然り、リミッター解除された自然現象は例外なくテンション上がる。何がゾクゾクするかって、今までの経験則で立てた期待値の斜め上を易々と超えてくるから。ただ、こういったレコードブレイキングな異常値に出会えば出逢う程(要は歳をとればとるほど)異常値遭遇頻度が減ってくるのが哀しいところ。加えてこのような異常値のぶったまげ具合は記憶の中では更に昇華(誇張)されるため、これから出逢う落雷は今日のかっとばし具合(+記憶誇張逆補正分) と比較されてしまい、今後はちょっとやそっとの落雷では驚かなくなってしまう。
ただ、今回は「安全なシェルターの下観た落雷」でレコードブレイキングだったわけで、例えば「逃げ場の無い稜線上で降りかかる落雷」ではレコードブレイキングではなかったわけだ(というか幸い観測データ無し)。多かれ少なかれ、我らに冒険(やんちゃ)心があるのは、こういった未だ見ぬ異常値(未知)との遭遇を渇望しているからであろう。そして、「稜線上」というエキストリーム状況にまで追い込まなくても、「避雷針に囲まれた摩天楼ジャングルの下傘もささずに」位の冒険は出来る(し冒険をしていると思い込む事も自由)。要は何が言いたいかというと、経験を経れば経るほど、驚きや感動に鈍くなりがちだが、捉え(取り組み)方次第で、しみったれた日常にスパイスを加える事ができるということ。