クライミングジム遠征メモ (Singapore & Manila)

20170711 – 0728

訪問ジムは3箇所 (Spore:2, Manila: 1)で計4日(平日夜:3、休日:1)。リードは無し(いずれの国もCertificationが必要)で、ボルダーとトップロープのみ。オートビレイ初体験(最初の内は手が離せずクライムダウンしてしまった)。3日に1回は登れたので、帰国後の調子もまぁまぁ良好(朝食ブッフェの肉食い過ぎで腹下しを起こしたものの)。日本との大きな違いはいずれもクライマー年齢層が若めで40歳以上位の人をほぼ見なかった事。普段やらない緩傾斜ばかりだったけど、OS祭りで中々良いモチベーションブーストとなりました。

Onsight
場所: National Stadiumの近く。最寄のMRT(Aljunied or Mountbatten)から恐らく15分程で結構遠い。
施設: 立派。特にリード壁は最長15m位のスケールで登れなかったのが悔やまれる。ロープ壁,ボルダー壁(80-130°位)それぞれ10面程。ボルダーの1面(130°)のみまぶし付け、後は課題付け。キャンパや懸垂設備も充実。旧バドミントン場を転用したものらしく、隣には体操施設あり。エアコン無し、扇風機のみ(幸い東京より蒸し暑さは穏やか)。シャワー有り。混んでるのにスタッフはフレンドリー。
値段: 18SGD(1,440円程)、登録料無し??
課題: V0からV7まで。リードはぱっと見7c位まで。V5以上はドカン系(飛ぶのが前提、165cm以上用)多め。ただ細かいホールドもあり、デッド・スタティック想定課題(マントルとか)はバランシーで面白い。カンテやボテを使う課題が多いのだけど、カンテの凸角に隙間があって,それを使って登らせるような(??)課題もあり。
客層: 男も女も強め、若め。広いけど人多め。ダイナミックな課題を肌露出多め(AC無しのため)で登ってるせいかみんな学生みたい。日本人クライマーは全般的に強いと思ってたけど、シンガポール人はそれ以上。日本語スピーカーもちらほら(5人程)。
登果: V6以上は1dayは無理そうなので、冷やかしで触る程度。
V5 1 (3撃: 1、敗退: 4-5)
V4: 5(OS: 3、2撃: 1、5-6撃: 1)
V3以下: 10本位

Onsight@Singapore_Boulder
Onsight@Singapore_Lead

 

 

 

 

 

 

 

 

Climb Central (Singapore)
場所: 同じくNational Stadium近く(隣接)。Kallang より徒歩20分程。
施設: 立派。こちらもリード壁は最長20m弱位(モールの4階分位の高さ)で圧巻。ロープ壁は20面超。オートビレイも10機程。ボルダーは5面程で控えめ。初訪問の際はベルトコンベヤー式のsafety orientation 有り。トップロープのビレイは床にATCが埋め込んであり、床下の支点を軸にビレイする。安全確保の諸々が省略されていて不安ではあったが、床下の支点の摩擦が結構効くため、万一手を離してもフリーフォールにはならない感じ。とにかく効率(多くの初心者に煩雑な説明をミニマムにして登ってもらう、そして再訪してもらう)を重視しており、シンガポールらしい。
値段: 32 SGD (2,560円程), 10 SGD (800円) は登録料。立地も良いだけ(National Stadium隣接)に値段高め。
課題: ボルダーは同じくV0からV7まで(未トライ)。どうやら難度のカラーはシンガポールで統一している模様。ロープは優しめ(7a以下)多め。普段やらない緩傾斜しかトライしていないので何ともいえないが癖のある課題は少なめ。
客層: Onsightとは対照的に初心者多め(多分ボルダーエリアが常連)。値段が高いのと、立地もあるのだろう。
登果: 緩傾斜の7b以下を20本位ひたすらトライ。オートビレイ初体験。最初は怖いが慣れれば快適。

Climb Central@Singapore
Top-Rope Belaying@Climb Central Singapore
Auto Belay Device

 

Climb Central (Manila)
場所: Shangri-La Plaza近く
施設: 立派。8m位のトップロープ20面程と10m位のリード壁3面程、ボルダー壁は3面のみオートビレイ6機有り。シャワー有り。同フランチャイズのためか、Safety orientation や床下固定ATCなどSingapore店と諸々同仕様。
値段: 600 PHP (1,350円程) 登録料200 PHP込み
課題: 最難でも7bまで。リード壁(トライせず)以外は緩傾斜(100°以下)。リード壁は立派なのに課題が6本位まばらにあるのみ。ボルダーはざっくりしたグレード感(例: V4〜V6)で>V5まで。ロープもボルダーも若干易しめのグレード。
客層: ビギナー多め。常連もビシバシ登る、というよりはトップロープでfun to climbな感じ。2日(日曜含む)に亘り計9時間位いたもののリードやってたのが計3 party位。Safetyの説明ではボルダーはビギナーには向かないと言っており、確かにボルダーエリアは比較的閑散。
登果: 2日いた事もあり、トップロープは6a以上(7b-まで)は全制覇(7a1つ除き全OS)。ボルダーは2つの>V5(全4つ)を除き完登。

 

Climb Central @ Manila
Bouldering Area
Bouldering Instruction @ Climb Central Manila